軽量化してみた車椅子

20051129212400 とにかく軽さを最優先というリクエストで作ったオーダーメイドの軽量車椅子。試作段階で総重量8.5kg。これからちゃんとしたシートを取り付けておそらく9kg前後(クッションを入れたら材質によってはトータルで10kgぐらいいっちゃうかな)。
 もちろん日進の軽量車椅子01の参考重量6.7kgには完敗ではあります。でも標準的な部材を使ってるんだからまずはこれぐらいで良しとして、これから細かいところをさらに検討。

 ただしこういう車椅子は形が形なだけに乗れる人は限られるし、激しく乗り回したり痙攣等がある人にはちょっと向いてないですね。

 下肢は座の下に引き込むようにして座ります。これで全長が押えられるし材料も減る。前の小さなタイヤ(キャスター)と後ろの車輪との距離も短くなるので回転しやすくなります。重さだけではなく操作した時の軽さというのも出てきます。

 ただし安定性という面では落ちてくるので、ある程度上半身をコントロールできて体重移動可能じゃないと辛いでしょう。

 背のパイプも低めなので、背シートによりかかっていないとダメという人には辛くなります。やはり自力での座位保持できる必要あり。

 軽くするため細いか肉薄のパイプを使っているので車椅子に大きな負荷がかかるような使い方や筋緊張でパイプに大きな力がかかってしまう人だとやはり普通のものより壊れやすくなります(なので体が大きい人には軽量車椅子というのは根本的に無理かな)。

 タイヤの種類も重さにはかなり影響します。タイヤが細ければ細いほど軽くなります。でも、外出時の悪路ではガタガタと振動が体に伝わりやすくなる。空気圧もこまめにチェックしないといけないし。

 車椅子に乗り移る時、軽いとちょっとにぶつかっただけで車椅子の位置が動いてしまう、ということもあります。動いたの気がつかず腰を下ろそうとしたら、思った場所に車椅子がなかった。これが結構危険なことがあるので要注意です。

 考慮しなければいけないことは他にもあるんですが、より軽さを求める人はリスクを理解の上で決めていかないと後々後悔するかもしれません。

 すべてがいい、というものはあり得ないので。

 という説明をしてお客さんに理解してもらう、というのが仕事としては一番大変かな。
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 設計から縫製、仕上げまでみんな苦労してなんとか10kgきりました。スカートガードも薄いナイロン地。
暴れる車いす 2006年01月25日 00:52:35
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